【窓の断熱】家の暑い・寒い→窓をどうにかしましょう【DIY含め8選】

「窓が暑いor寒いからストレスが溜まる……何か自分で対策できないのかな?」
「エアコンが全然効いてない気がする」
「DIYでもいいけど、お金をかけてでもやる価値があるなら窓リフォームを検討したい」

このようなお悩みを解決します!

この記事で分かること窓の断熱対策の重要性
・窓の断熱対策方法(リフォーム工事からDIYまで)
・ご自身に合った窓の断熱対策について分かるので、次に何をすればいいか分かる


私は2016年からガラス・サッシ業界で働いており、ガラス屋さん、サッシ屋さん、リフォーム屋さん、工務店さんなど建築会社さんを相手に商売をさせて頂いている現役営業マンです。

この記事をご覧頂いているお施主様とも直接ご商売をさせて頂いたりもしています。

窓のことについて様々な立場のお客様のお悩み事を解決してきていますので、記事の信憑性については問題ない
と思います。

この記事で窓の断熱対策
について学び、快適な住まいづくりをしていきましょう!

目次

窓の断熱対策の重要性

 

出展:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会

窓の断熱対策というのは皆さんの想像以上に重要です。

なぜなら部屋の温度のうち夏は73%、冬は58%もの熱が窓から逃げているからです。
夏場に冷房をガンガン効かせているのに窓付近は陽射しもあって暑かったり、
同じく冬も暖房をガンガン効かせてるのに窓から冷気が入ってくるということを経験されているかと思いますが、このような理由があるのです。

熱には熱いところから冷たいところに移動するという性質があります。
たとえば冷たい水が入ったコップを触った時に「冷たい」と感じるのは、冷えたコップに手の体温が奪われているからなのです。

この現象と同じことが窓を通して家でも起きています。

なので夏は外から部屋に熱気が伝わってきたり、冬は暖房の熱が窓付近で冷やされてしまうのです。
ちなみにこの時の熱の移動の温度差が大きすぎると結露が起きやすいです。
とにもかくにも「窓」の断熱対策が快適な生活には欠かせないのです。


「窓だけでいいのか?」
というご質問を頂くこともありますが、
基本的にはとりあえず窓をなんとかすればOKです。
理由はシンプルで、窓以外の断熱は正直お金がかかりすぎるからです。

例えば窓以外の断熱対策として、

①熱が逃げても大丈夫なようにエアコンをガンガン使って室温を維持
②屋根、壁、床下の断熱工事

を例に挙げてみましょう。

①は結局窓から熱が逃げ続けていくし、エアコン使用量に比例して光熱費も上がってしまいます。
というかエアコンの設定温度を極端に変えると身体にも悪いですよね。

②の場合は断熱効果だけでなく最新の断熱材を入れることによって防音効果にも期待できるようになりますが、
大工さんを入れて室内の壁などを一度壊したりしないといけないためお金がかなりかかります。
しかも、肝心な窓に関して何も対処しないのであれば根本的な解決にならないので結局窓から熱が逃げ続けていきます。
先に書いたように、窓から熱が逃げる割合が大きいため結局「窓」が重要になってきます。

予算があれば断熱工事+窓の断熱リフォームが良いと思いますが、
まずはリフォーム業者にお願いするでもDIYでもどちらでも構いませんので
窓の断熱対策を進めていくことをおすすめします。

窓の断熱対策 8選

高い効果の見込める対策にはお金が掛かります。
分でできる対策には限度があり、効果もそこまで期待できないものもあります。
リフォーム業者にお願いする工事やDIYでできるものまでご紹介しますので、予算や希望に合った断熱方法をご検討ください。

方法内容効果DIY費用
サッシ交換今付いているサッシを最新のものに交換する×××
カバー工法今付いているサッシの上から新しいサッシを付ける×
内窓取付今付いているサッシの内側にもうひとつ窓を付ける
ガラス交換性能のいいガラスに入れ替える×
フィルム貼りガラスに遮熱フィルムを貼る
カーテン交換断熱性能の高いカーテンに交換する
気泡入り緩衝材梱包に使うプチプチを窓に貼る
陽射し対策すだれやシェードを取り付ける。効果等は物による。
あくまで私の主観ですのでご了承ください。

サッシ交換

今付いているサッシを取り外して、新築で使われている最新のサッシを取り付ける方法です。

メリット:新築で使われる最新の高性能サッシを使うことができる。
     今付いているサッシが歪んでいたとしても、新しいサッシを取り付けるので問題ない。

デメリット:大工さん、外壁屋さんなど複数業者が絡むので工事規模が大きい。
      室内側の手直しも必要。


今回の比較だと工事規模、金額、工事日数すべてトップに立ちます。
外壁塗装やサイディング張替などの外壁メンテナンス時に工事をお願いするか、
大規模リフォームでの対応になるので手軽とは言えません。


でも実は、サッシ屋さんのみで完結するサッシ交換もあります。

LIXIL リプラス 汎用カットモール
メリット:1窓あたり1日で交換可能。もちろん最新の高性能サッシも使用可能。
デメリット:外壁を切って今付いているサッシを取り外すので、
      新しいサッシと外壁の間に隙間隠し材(化粧額縁)が付く。

新しく取り付けるサッシの窓種を変えることもできます。
1か所だけサッシを交換したいという場合に便利です。

カバー工法

今付いているサッシの枠に被せて新しいサッシを取り付けるやり方です。
「かぶせ工法」という業者さんもいますが、「カバー工法」という名前の方が一般的です。
「サッシを交換したい」とご相談頂いた場合、標準的にご提案させて頂くのはこの工法になります。

メリット:外壁を傷つけず、メーカーによっては足場も不要で取付可能。
     今付いているサッシには手を加えないので最小限の費用でサッシを変えられる。
     室内側の手直し不要。

デメリット:今のサッシよりひと回り小さいサッシを取り付けるので、印象が変わる。
      ひと回り小さくなるのでガラス面も少なくなり、室内に入る光の量が減る。
      新しく取り付けるサッシの枠が立ち上がってしまう。

枠の立ち上がりというのが少し分かりづらいかもしれませんが、段差ができてしまうとイメージしてもらえば大丈夫です。

内窓取付

今付いているサッシの内側にもうひとつサッシを取り付ける方法です。
二重窓と呼ばれたりもします。
窓の断熱といえばこのリフォームというほど、一般的で効果が期待できます。

メリット:1窓あたり大体1時間で取付可能。
     断熱性能、防音性能が期待できる。

     結露対策にも効果的。

デメリット:窓がふたつになるので開閉、掃除が面倒。
      窓枠に取り付けるため、窓枠に物を置けなくなる。

工具の扱いに慣れている方であればDIYでの取付も可能です。
DIYされる方は採寸に気を付けてください。
内窓取付に必要な枠の見込寸法が足りていてもサッシのクレセント(鍵)がぶつかってしまい、開閉に支障が出る場合もあります。

心配な方は専門業者に採寸から取付までお任せしましょう。

ちなみに内窓については別記事で詳しく解説しています。
 →内窓(二重窓)とは?メーカー比較、費用対効果、取付後の生活は?

ガラス交換

今付いているサッシのガラスのみを交換する方法です。
窓の大部分を占めているガラスの交換なので、ある程度効果が期待できます。

メリット:基本的にどのサッシにでも対応可能。
     結露対策にも効果的。

デメリット:アタッチメント付ペアガラスを採用する場合、
      アタッチメントの部分はアルミ製なのでそこから熱が伝わってしまう。
      引違窓にアタッチメント付ペアガラスを採用する場合、網戸の開閉に支障が出やすい。
      ガラスが入っている枠(框)はそのままなので、框の結露状況までは改善されない。

ガラス交換をされる場合はアタッチメント付ペアガラスではなく、真空ガラスを採用することをおすすめします。
真空ガラスであれば上記のアタッチメント付ペアガラスのデメリットは解消されます。
(その代わりに価格が上がります)

なお、既にペアガラスを使用している場合は性能のいいガラスに交換することもできます。

DIYでの交換はあまりおすすめできません。
障子(ガラスが組み込まれている枠)を一度バラし、ガラス溝幅を測ったりガラス寸法を測るまでは良いのですが、
ガラス交換したあと、元々使っていたガラスの処分に困ると思います。

ガラス交換についてはこちらの記事でも詳しく書いています。
 →【目的別解説】ガラス交換で何が変わる?断熱、防犯、防音の違い

フィルム貼り

窓のガラス面に遮熱効果のあるフィルムを貼る方法です。
フィルムを自分で買って貼ることもできますし、プロのフィルム業者にお願いすることもできます。

メリット:フィルムに貼ってある金属膜が太陽の熱などを防いでくれる。
     紫外線も防いでくれるので、家具の日焼けも軽減してくれる。

     ガラスが割れてもフィルムを貼っているので飛び散らない。

デメリット:経年劣化で必ず剝がれる。
      自分で貼って気泡が残るとめちゃくちゃ気になる。
      ガラスが割れる可能性が高まる。(熱割れ)

熱割れとは日射の当たり方などでガラスが自然に割れてしまうことです。
詳しく説明すると、
1枚のガラスの中で日射が当たり熱を持つ部分と、
日陰などに入り冷えている部分の表面温度に極端に差が出る
ガラスにひび割れが入ります。
(物理現象のため防ぐことはできません)

フィルムを貼ることによってガラスが熱を持ちやすくなってしまうため、熱割れの可能性が高まるのでご注意ください。
ちなみに網入りガラスはガラス内部のワイヤーがそもそも熱を持ちやすいので、
フィルムを貼ったら余計に割れやすくなるのでご注意ください。

カーテン交換

遮熱効果のあるカーテンに交換する方法です。
熱の出入口である窓と部屋の間に布の壁を作るイメージです。

メリット:エアコンの効きが良くなる。
     カーテンを交換するだけなので簡単。
     部屋の雰囲気も変えることができる。
デメリット:今使っているカーテンを処分する必要がある。
      裏地付のカーテンがメインのため、光を通しずらい。

カーテンだけでなく室内ブラインドに交換するのも効果があります。
手軽なのでおすすめです。

気泡入り緩衝材

いわゆる、「プチプチ」です。
空気は熱を伝えずらい性質を持っています。
梱包につかう透明のものでも、あのプチプチひとつひとつに空気が入っているので断熱の役割を果たしてくれます。
内窓やペアガラスなども空気の層を作って断熱の役割を果たしていますよね。
プチプチも同じ原理です。

メリット:材料を選ばなければ圧倒的に安い。
     貼り付けるのが簡単。
     透明なガラスに貼れば目隠しにもなる。

デメリット:見栄えが良くない。
      引違窓の場合、開閉時にプチプチを挟み込んでイラッとする。

せっかく貼るのであれば、水で貼れるタイプのものやアルミ製で断熱性能に優れたものを選ぶのもありです。

陽射し対策(夏限定)

夏限定ですが、すだれやシェードなどで窓の外で陽射しを防ぐ方法もあります。
こちらもリフォーム工事で取り付けるものからDIYできるものまで様々ですが、
今回は「断熱」がテーマなので紹介にとどめます。

まとめ

 

方法内容効果DIY費用
サッシ交換今付いているサッシを最新のものに交換する×××
カバー工法今付いているサッシの上から新しいサッシを付ける×
内窓取付今付いているサッシの内側にもうひとつ窓を付ける
ガラス交換性能のいいガラスに入れ替える×
フィルム貼りガラスに遮熱フィルムを貼る
カーテン交換断熱性能の高いカーテンに交換する
気泡入り緩衝材梱包に使うプチプチを窓に貼る
陽射し対策すだれやシェードを取り付ける。効果等は物による。
あくまで私の主観ですのでご了承ください。

「窓の断熱」について、業者にお願いするものからDIYでできるものまでをご紹介しました。
ご自宅に合う対策方法は見つかりましたでしょうか?

取り組めそうなものから始めて、心地よい住まいを実現していきましょう。

ちなみに個人的なおすすめは「内窓取付」です。
内窓については別記事でも解説していますのでよろしければご一読ください。

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この記事を書いた人

2016年に建築業界に足を踏み入れる。
サッシ・ガラス・水まわり商材を取り扱う卸問屋の営業マン。
お付き合いしたお客様は80社を超え、様々なお悩みごとを解決してきました。
営業だけでなく、内窓の取付なども自分でやるので商材情報も現場知識もバッチリ!

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